僕ん家の庭の花や 木の実を 紹介します。法面は ジャノヒゲを埋め尽くし、庭の約半分を 花壇とし 残りを家庭菜園にしています。平成３０年（２０１８年）１１月９日撮影

草花はドンドン増えるので 毎年株分けし、１０月初旬の日曜日に開催される 恒例の「岡山吉備高原 車いすふれあいロードレース 」に合わせ 見ごろになるシュウメイギク ナンテンを 重んじ、町の許可を取り 吉備高原都市西住区の北 北緯34度50分52秒・東経133度45分秒の５００m 程の道路脇の並木の下草として 町の指導に従い 2m以上に育たない植物を 植え出しております。自然に 生えるコスモスや テッポウユリ等も咲きます。 Because the perennial plants and bulbous plants increase more and more,  separate the roots or bulbs from the mother plants, I get permission from the town and I am planting them as the undergrowth of roadside trees including Japanese anemone “Anemone hupehensis var. japonica” and  heavenly bamboo, “nandina” which are at their best.to annual Okayama Kibi Kogen Wheelchair Hureai “rapport” Road Race that held on Sundays in early October at the North of Nishizyu-ku “ West settlement” of Kibi Kogen City   Cosmos and white trumpet lilies that grow naturally also bloom

シュウメイギクの咲きこぼれる１０月初旬と ミツバツツジが 咲きこぼれる４月下旬には ぜひとも 吉備高原都市の北部を 訪ねて来てみてください。In early October when Shumei-gikus ”Japanese anemone” are in full bloom and in late April when Mituba azaleas are in  full bloom, please visit the northern part of Kibi Kogen-tosi/city

平成２５年（２０１３年）４月２８日撮影　現在では ミツバツツジの株が もっと成長しており、植樹しているので 株の数も 増えて います。Mitsuba Azalea stocks are now growing more, and because it is planted, the number of stocks has also been increasing

１１月の庭の草花　木の実

バイかウツギ・梅花空木 肩触れて バイカウツギの 実は散らず　シロバナヤマブキ・白花山吹 空青く 白ヤマブキの 実の黒し　キキョウ・桔梗  やぁ嬉 し 桔梗Kikkyouの花が 二度も咲き　2021.11.6

イソギグ・磯菊 イソギクに 不覚は有らじ 虫を呼ぶ　コギク・小菊 乱菊に 誘い誘われ 蝶の舞い　コギク・小菊 花に酔う 蝶に一部の 隙あらず　2021.11.6

アスラパガス・竜髭菜 恋知らぬ アスパラガスの 遅れ花　オミナエシ・女郎花 絶えた筈 一株現る 女郎花・キンモクセイ 金木犀 振り向けば キンモクセイに 二度の花　2021.11.6

ヤマガマズミ・山莢蒾 ガマズミの 実を立ち見する 日向ぼこ　ニワガマズミ・庭莢蒾 ガマズミの 実は赤さを 競い合い　ヒャクメガキ・百目柿 長棹で 柿取りをした 昭和かな　2021.11.6

テッポウユリ・鉄炮百合 秋風に 果実重たき テッポユリ　ヒオウギ・射干玉Nuba-tama・烏羽玉Uba-tama 射干玉を 犬は小便 外しけり　ナツハゼ・夏櫨 頬寒し ナツハゼの枝も 猫背なり　  2021.11.6

リュウノウギク・竜脳菊 うららかや 龍脳菊に 鳶の聲  穢れなき リュウノウギクの 白き花　 ノコンギク・野紺菊 野仏に 手向けてありし 野紺菊　細き道 墓まで続く ノコンギク　 ヒメツルソバ・姫蔓蕎麦・ポリゴナ・寒虎杖Kan-Itadoriitadori　古小橋 姫蔓蕎麦が 垂れ下がり   庭隅を ヒメツルソバが 領土とし  2018.11.9

ドウダンツツジ・灯台躑躅・満天星Manten-sei 満天星 丸花蜂を 丸くする   燃え盛る ドウダンつつじの 山路行く　 サザンカ・山茶花・花椿Hana-Tunbaki　山茶花を 散らし飛び立つ 群雀   暮れるまで 山茶花 虫を遊ばせる　フルーツホウズキ・食用鬼灯・ストロベリートマト・フルーツホオズキ・ほおずきトマト・オレンジチェリー 村の子は 食用鬼灯の 衣剝ぐ　風吹くや ホウズキの実の こぼれたり　2018.11.9

セイヨウヒイラギ・西洋柊・クリマスホーリ  クリスマス 西洋柊 植えて待つ  毀滅Kimetuの葉 恐れず鳥は 実をつつく　シロミナンテン・白実南天 温泉の 温みを冷やす 実南天　2018.11.９

シロミムラサキシキブ・白実紫式部 恋去りて 紫式部を 愛しむ　乙女三人 紫式部に 立ち止まり オタフクナンテン・お多福南天・阿亀南天Okame-Nanten・五色南天Gosiki-Nanten 名にしば お多福南天 4本植え　裏鬼門 オタフクナンテン  なお赤く  マユミ・真弓・紅檀Sidan・山錦木Yama-Nisikigi 実の弾け 花の如くに 紅檀　湯当たりて 雨温かし 真弓の実　2018.11.9

コギク・小菊  束コギク 赤子の如く抱き 墓参り　少女来て 小菊一つを 髪飾り　腰痛し 腰折れ地蔵に 菊手向け　2019.11.10

１２月の庭の草花　木の実

ナンテン ・南天Natuten/Naruten・南天竹Nanten-tiku・南天燭Nanten-sypku 湯舟迄 遠き小雪の 実ナンテン　オタフクナンテン   ムシトリスミレ・虫取り菫が 狂い咲きました（毎年勝手に生えてきます)  　 冬蝶を 喜ばせたり 返り花　 小春日に ムシトリスミレ 迷い咲   2018.12.18

ハボタン・葉牡丹 犬連れが 葉牡丹をそっと 撫でて行き　葉牡丹を 門扉の鍵の 仮置き場　チェッカベリー・大実柑子Oomi-Kouji・ゴールテリア 旨そうなチェッカ ベリーの赤さかな　こんもりと 大実柑子の 実沢山　セイヨウヒイラギ・西洋柊・亜米利加柊Amerika-Hiiragi 柊は 幼子の手も 容赦せず　2018.12.18

まゆみ・真弓・檀Mayumi・檀弓・山錦木Yama-Nisikigi 弓の如 枝をきりりと 真弓の実　サザンカ・山茶花/花椿 散り敷ける 山茶花踏んで 蟻急ぐ　イワウチワ・岩団扇　岩団扇 辺りで林道 細くなり　2018.12.18

1月の庭の草花と木の実

珍しく雪が降った　 背丈なき 花皆あわれ 雪の下　雪積もり 南天しばし 重たがり　松の字の 家紋を残し 雪の降り　出勤の 自動車雪を 蹴立て飛ぶ　雪降りて 無言の村は 明けてゆき　2019.1.14

2月の庭の草花と木の実

スイセン・水仙・幽香Yuukou・歳寒Saikan・雪中花Settyuu-ka・雅客Gakaki 野辺に立つ 馬頭観音 雪中花  蝋梅に 遠慮がちなる 水仙花　ロウバイ・蝋梅・唐梅Kara-Ùme・黄梅花Oubai-ka・臘梅・南京梅Nankin-ume　南京梅 陽を受けて 花弁を溶かす   蝋梅花 奔放に 延びて 垣を超え　 2019.2.15

トラツグミ ナンテン食いたし トビ怖し　鳶が舞い 息ひそめたり 虎鶫　2019.2.15

フクジュソウ・福寿草・元日草Ganjitu-sou・朔日草Tuitati-sou・福告げ草Hukutuge-gusa・福人草Hukujin-sou・福神草・長寿菊Tyoujyu-giku 大地割る 力を見せて 福寿草　病床の 妻に生けやる チョウジュソウ　 ネジキ・捻木・捩木・赤芽Akame 捻木程 臍を曲げれば 赤っ恥　野良仕事 弁当の箸 野の小枝　ホウズキ・鬼灯・鬼燈Houzuki・酸漿Gagami-go・灯籠草Tourou-sou 枯れ鬼灯 透かせば中に 天狗の目　ほうずきを 吹けぬ幼女の 目ぞ赤し　2019.2.15

3月の花

フクジュソウ・福寿草 律儀にも 正月芽吹く 福寿草　身の丈の 幸せくれし 福寿草 　キズイセン・黄水 吹く風にされるがままの黄水仙　ニホンズイセン・日本水・雪中花・雅客Gakaku　白スイセン 花壇の仕切りに 沿いて咲く　アセビ・馬酔木Asibi/Asebo 鈴の音を 奏でそうなり 花馬酔木  馬酔木花 の恋しや吉備の 旅の道　家有りし 証しなり 葉水仙　2019.3.15

カンゾウ・菅草 ひしめいて 手を陽に広げ 薮菅草  サンショクスミレ・三色菫とニホンスミレ・日本菫の交雑種 子等囲む 舗装貫く 菫草　ロウバイ・蝋梅・蠟梅 ・臘梅・唐梅Kara-ume 蝋梅を 見上げて重ねる 昼の月　2019.3.15

フキノトウ・蕗の薹・苳の薹・款冬の薹・菜蕗の薹　薹立ちて ブーケのごとし フキノトウ　蕗の薹 今夜は酒を 汲むとする　ミツマタ・三椏・三股・三叉・黄瑞香Ouzui-kou 三椏の 花は自ずと 和紙の色　ミツマタを 残 屋敷は 朽ちにけり　イワウチワ・岩団扇 手鏡に 恥じらう女 岩団扇　2019.3.25

ハナニラ・花韮・ベツレヘムの星・西洋甘菜Seiyou-Amana・スノーフレーク 花韮をベツレへムの星と呼ぶ女　花ニラの 作業小屋の 跡地なり　ヒヤシンス・風信子・飛信子・夜香蘭Yakou-ran・錦百合Nisiki-yuri 庭先に見られ ままの 風信子  笑顔無き 総務机の ヒヤシンス　ムスカリ・葡萄風信子Musukari/Budou-Hiyasinsu・藍瓶花Aigame-bana 古代から この色なりや ムスカリ花　時を待ち 毒草三種 ヒソと咲き  2019.3.25

スイセン類 風の来て 障子の隙間の 黄水仙　ラッパスイセン・喇叭水仙 口揃え ラッパスイセン 合唱し　イヌノフグリ・犬の殖栗・犬の陰嚢Inu-no-Huguri・犬睾丸Inu-no-Huguri・瓢箪草Hyoutan-gusa 抜かれても 種が尽きない イヌフグリ　雄犬の いばりを肥やしに 犬殖栗     2019.3.25　

4月の花

バイモ 貝母 控えめに 下向き咲し バイモ花　ユキヤナギ 雪柳 児が触れて 親が摘み行く 雪柳　ツクシ 土筆 少なくて 摘むには惜しい 土筆かな     2022.4.1

春の陽に背を向けるものなしスイセン花　小娘の キスする顔の黄仙花　八重咲の水仙母子の笑い声　2019.4.5

ミヤビザクラ・雅桜 桜咲き 去年と同じ 小鳥来る　ヒカゲツツジ・日陰躑躅・沢照らし 夕闇の ベールの中に サワテラシ　 スノーフレーク・鈴蘭水仙Suno-hura-ku/Sizuran-Zuisen・大松雪草Oomatu-Yuki-sou スノーフレーク 何を恥じるか 下を向く　その子より 私を見てと 笑む桜　 2019.4.5

ナンバンベニツバキ・南蛮紅椿 天ぷらに しようか南蛮 紅椿 マウントヘッドスイセン ラッパ咲き 水仙の先 トンビ舞う　イワウチワ・岩団扇 岩団扇 番Tugaiの蝶に 風送る　小鳥二羽 住まわせている 紅椿　2019.4.10

アセビ・馬酔木 一休み してはどうかと 花馬酔木  アンズ・杏子/唐桃Karamomo/アプリコット  サクラかと 聞かれて黙る アンズ花　枝の先 までも込み合う 杏子花　イベリス・常葉薺Tokiwa-Nazuna・常盤薺・屈曲花Magari-bana・常盤屈曲花・キャンディタフト・雛草Hina-sou  太陽を 追って 猫背の 曲がり花　日足伸び 常盤薺が 蘇えり　2019.4.10

ミツバツツジ・三つ葉躑躅・岩山躑躅Iwayama-Tutuji・一番躑躅Itiban-Tutuji 村娘 健やか三つ葉 躑躅喰う　赤土に 小紫なり 山躑躅　山躑躅 渋滞知らずの 奧吉備路　ふり向いた 少女の群像 白スイセん　2019.10.15

ヤブツバキ・藪椿・山椿Yama-Tubaki 山ツバキ 一輪にして 気を圧す　薮椿 覆いて護る 地蔵佛　あどけなく 切なくもあり 白菫  　黄昏の 風に晒され 白椿   三椏は 紅椿咲き 敬礼す     2019.4.15

コブシ辛夷・辛夷迎春・迎春花Geisyun-ka・辛夷椒 Kobusi-Hajikami・辛夷椒Kobusi-Hajikami・山木蓮Yama-Mokuren・山阿良々支Yama-Araragi・山阿良々木・田打桜Tauti-Zakura・種まき桜Tanemaki-Zakura・芋植え花Imoue-bana・満作Mansaku  児童等は コブシ並木を 下校する　ミヤビザクラ・雅桜 飼い犬の生欠伸する八重桜　八重桜 人の聲して 散り始め　街路樹に 雑草共が 意地を見せ　ヒメオドリコソウ・姫踊り子草　隣地迄 媛踊子草 舞い進む 　ハコベ・繁簍Hakobera/Hakubira・鶏腸Hakobe・Yomega・百磁Hakobe    淡々と 幅を利かせる 百磁草Hakobe-gusa　草引きの 溜息肥やしに 草育つ　2019.4.15

ブルーベリー・藍苺Raimei・沼酸塊Numa-Suguri・沼酢の木Numasu-no-li  晴続き 見ごろとなる 藍苺花　ハナズオウ・花蘇芳・毛吹草Kebuki-gusa・蘇芳花Suou-bana・紫荊Hanazuou/Suouki・紫荊湯Siken-tou・ユダの木Yuda-no-ki 細き柄 マルハナバチに よくぞ耐え　花言葉 など蜜蜂は 気にしない   ハナズオウ 女盛りが 通りすぎ　 2019.4.20

蜜蜂を 独り占めして ハナズオウ　アシナガは 営巣場所を 品定め    菜の花 の仇のはずや 紋白蝶　2019.4.20　

ドウダンツツジ・満天星躑躅・灯台躑躅Doudan-Tutuji/Toudai-tutuji 山道に ドウダンツツジを 分けて入り　バイカウツギ・梅花空木・薩摩空木Satuma-Utugi 新築も バイカウツギを 植えており　梅よりも 梅花空木は なお白く  ライラック ・リラ・紫丁香花Murasaki-hasidoi・磊落Rairakku　若者が 肩寄せ語る 磊落   ライラック 涙の夜に 何故かおる　21016.4.20

シシラーカンパニュラータ・つりがね水仙 古屋有り 釣鐘水仙 咲かせ居り　ナガミヒナゲシ ・長実雛芥子・長実雛罌粟Nagami-Hinagesi   雑草か ナガミヒナゲシ 花なのか　タンポポ・蒲公英Tanpop/Hokouei・田菜穂穂 大柄の タンポポ見つけ 時忘れ　2016.4.20

キランソウ・金瘡小草・金襴草Kinran-sou・医者倒しIsya-daosi・地獄の釜の蓋Jigokuno-kama-nohuta・弘法草Koubou-sou その花は 踏むな地獄の 釜の蓋　ムラサキサギゴケ・紫鷺苔　超低空 紫サギの 飛行かな　アッツザクラ 傷痍兵 アッツ桜と 恋話    2019.4.20

イシガキイチゴ・石垣苺 苺咲き 猫が戦う 恋の聲    不揃いの 庭の苺が 盗まれし　ゼンマイ・薇・紫萁Zenmai・千巻きSenmaki・銭巻Zenmai ゼンマイは 自由を求め 背を伸ばす　ゼンマイの 綿毛をそっと 触れてみる　2,019.４.20

イワヤツデ・岩八手・丹頂草Tantyou-sou・ㇺクデ二ア・雪の下 絶えそうや 父の遺品の 丹頂草　カナメモチ・要黐・レッドロビン・赤芽樫Akame-Gasi・要の木Kaname-no-ki・扇骨Ougi-bone 新緑に 紅一点の 要黐 真っ先に 雀隠れし 要黐　ヘビイチゴ・蛇苺草苺  黒牛の 舌に危うき 蛇苺　蛇苺 汚名晴らさん 花咲かせ　2019.4.20

オドリコソウ・踊子草 踊子草 ピンクのべべで 庭に誘う　センダイハギ・千代萩・先代萩・仙台萩    ヒョイヒョイと センダイハギを 小花蜂　札所跡 踊り子草の 花舞台　キリシマツツ・霧島躑躅  三の丸 霧島躑躅に 熊ん蜂　2019.4.25

シロヤマブキ・白山吹 咲き初めし 白山吹や 衣替え　小娘が 白山吹と 夕涼み　カタバミ・酢漿草Sojyou-sou/Katabami・片喰・傍食・かがみぐさ・酸葉Suiba・しょっぱぐさ・雀草Suzume-gusa・猫足Neko-asi・もんかたばみ・小人のキュウリ 酢漿草を 三たび巡って シジミ蝶　絶やそうと 抜けども カタバミ 絶やせない  カタバミの 込み合いて シジミチョウ    2019.4.25

ツツジ・躑躅・映山紅Tutuji/Eisan-kou 雨降って 退屈しのぎの ツツジ狩り　ハハコグサ・母子草・御形Gogyou/Ogyou・五行・ホウケグサ・ホオコグサ・乳草 母の無き 少年の目に 母子草    母知らぬ子慈しむ 母子草　アマドコロ・ 甘野老 早朝の 雨の雫の アマドコロ     　2019.4.30

ドイツスズラン・独逸鈴蘭 朝露の 鈴蘭揺らすな ヒバリごち　ミヤマガマズミ・深山莢蒾 木枯らしは 山ガマズミに 容赦なし　マツバウンラン・松葉雲蘭 造成地を マツバウンラン 乗っ取りて    2019.4.30

５月の花

ドウダンツツジ・灯台躑躅・満天星Doudan/Doufdan-Tutuji/Manten-sei ドウダンは モンキの恋の キューピット    満天星 雀に寝床を 貸してやり　サンショ・山椒 サンショウは ハエやアリの 人気者　山椒の香 デンデン太鼓が 足を止め　神域に 控えめに咲く サンショ花　2019.5.5

庭ツツジ 剪定躊躇う 程に咲く    植林の 杉倒されて 躑躅咲く　ボタン・牡丹・富貴草Hukki-sou・富貴花Huuji-ka・百花王Hyakka-ou・花王Hana-no-ou・花神Ka-s[n：花中の王・百花の王・天香国色TenkouKokusyoku・名取草Natori-gusa・深見草Hukami-gusa・二十日草Hatuka-sou・廿日草・忘れ草Wasure-gusa・ぼうたん・ぼうたんぐさ ボタンには 貧乏神は 近寄れず    紅牡丹 観音菩薩も 頬を染め　アヤメ・菖蒲 泥沼を 嫌い気高き ミニアヤメ  　2019.5.5

ガマズミ・莢蒾i・ヨシヅミ・ヨソゾメ・シモフリ・霜降り茱萸Simohuri-gumi  脱色を 何でなしたか ガマズミ花　カザグルマ・風車・鉄線Tessen・クレマチス 虫の来て 幸せそうに カゼグルマ  鳴滝の 音を届けし カザグルマ　ナルゴユリ・鳴子百合・甘野老Ama-dokoro かりそめに 振ってみたり ナルゴユリ       2019.5.5　

ボタン ・牡丹 大げさに 牡丹嗅ぐ娘の 下心　シラーぺルビアナ・大蔓穂Oo-Turuho アポロンの 涙を集めし 大蔓穂　アカバナユウゲショウ・赤花夕化生 夕やけと 艶を競いし 夕化粧　アサツキ・浅葱・胡葱Kosou/Asatuki・糸葱Itonegi・千本分葱Senbon-wakegi やんわりと 胡葱に猫 頬ずりし　キショウブ・黄菖蒲 蛙来て 雨を欲しがる 黄の菖蒲　2019.5.15

雄々しくも 芥子菜ツンと 薹をたて　サラサドウダンツツジ・更紗満天星躑躅・更紗灯台躑躅 頬染めて 俯く少女 紅更紗　オーニソガラム 木洩れ日や 大甘菜への 投げキッス　 2019.5.15

ヒメツルソバ・姫蔓蕎麦・ポリゴナ  予想せぬ 姫蔓蕎麦の 強さかな　シャクヤク・芍薬・夷草Ebisu-gusa。貌佳草Kaoyosi-gusa 芍薬の 夜酌み交わす 大吟醸　シラン・紫蘭 うつむける 小娘のごと 紫蘭咲く　マーガレット・木春菊Moku-Syungiku 女生徒野が 恋占いす 木春菊   2019.5.15

シャスタデージー・浜菊 親子連れ シャスタデージー 花盛り　ニガナ・苦菜・黄瓜菜Kiuri-na/Niga-na 廃校の 通路に群れる ニガナ花　ニワゼキショウ・庭石菖・南京文目Nankin-Ayame 知らぬ間に 踏む場を無くす ニワゼキショウ     2019.5.15

オダマキ・苧環・糸繰りの花Itokuri-no-hana・糸繰り草Iytokuri-sou  オダマキは 緑に座して 糸を繰る   ニワゼキショウ・庭石菖  満面に 日の光受け 庭石菖   アサツキ・胡葱Asatuki/Kosou・糸葱Ito-Negi・千本分葱Senbon-Wakegi 一人酒 アサツキ庭から 摘んでくる  シシウド・獅子独活 徳利に 、獅子独活酢味噌が 良く似合い クレマチス・鉄線Tessen・風車Kazaguruma・仙人草Sennin-sou・草牡丹Kusa-Boran 松の枝 苦情も言えぬ 仙人草    2019.5.25

チョウジグサ・丁字草  丁字草 夢二の描く 女かな　サツキ・皐月・杜鵑花Satuki/Token-ka 麓にも 下山口にも トウケン花　ミヤコグサ・都草・脈根草Mysakukon-gusa・烏帽子草Ebosi-gusa 都草 都は遠き 加夜の国（賀陽国/加茂国Kaya-no-kuni)　ヘビイチゴイチゴ・蛇苺 重機2機 溝掘る危うし 蛇苺　ヒメハギ・姫萩  虫を追う 童は姫萩 踏み潰し　2019.5.15

ユキノシタ・雪の下・虎耳草Koji-sou・鴨脚草Yuki-no-sita/Kamoasi-sou・鴨足草・金糸荷 岸壁の 鎧となりて 金糸荷　岸壁に 妖精舞居る 鴨足草　ノビル・野蒜 夕畷野蒜見つけし酒を買う 野蒜抜く大少の二分音符　クサソテツ・草蘇・屈Kogome/Kogomi・雁足Gansoku・カンソウ・ガンソウ・カクマ 金屋の田 打つ農夫あり 草蘇鉄　サンズンアヤメム・三寸菖蒲 女傘 三寸菖蒲を 素通りし　ラサキツユクサ・紫露草 理科室に 紫露草 生けてあり　ムラサキセンダイハギ・紫先代萩 姉の忌の 目安紫 先代萩　サンショウ・山椒 お不動に 詣でる前に 実山椒　ニシキギ・錦木・剃刀木Kamisuri-gi/Kamisori-no-ki・五色木Gosiki-gi  錦木に 恋文結ぶと 女言う　カキ・柿 渋柿の 渋さ忘れず 吊るし柿　熟し柿 朝から烏が 喧嘩をし　ムラサキツユクサ・紫露草 剣の葉 紫つゆ草 見せつける　ノビル・野蒜 金平糖 乗せてノビルは 背を伸ばす　サンショウ・山椒 試しにと 実 サンショウを 揉んでみ　　2019.5.15

ムシトリナデシコ・虫取り撫子・蠅取り撫子Haetori-Nadesiko・小町草Komati-sou 強かに 石垣に咲く 小町草　フレンチラベンダー・仏蘭西薫衣草・伊太利亜薫衣草Itaria-Rabebdâ/Itaria-Kunue-sou・西班牙薫衣草Supein-Kunue-sou・トップド・薫衣草 ラベンダー オイル買ってる 不眠症　ヒメイワダレソウ・姫岩垂草 石囲い 姫岩垂草 越えて伸び　家のイシガキイチゴ・石垣苺 貧弱な 石垣苺とて 恋の味    マツバギク・松葉菊・仙人掌菊Saboten-giku 造花の如 艶々と艶々と 松葉菊    シロツメグサ・白詰草・紫雲英Kurô-bâ クローバー  摘み居りおれば 揚げ雲雀 神田に 四つ葉の詰め草 無かりけり探しおり　2019.5.25

ユキノシタ ・雪の下・虎耳草Kojisou ・鴨脚草Kamoasi-sou・鴨足草Kamaasi-sou・金糸荷・井戸草 さんざめく 雪の乙女よ 雪の下　ルリフタモジ・瑠璃二文字・沖縄花韮Okinawa-Hana-nira・ツルバギア 春夏秋　瑠璃二文字は 自己主張　コマツヨイグサ・小待宵草  誰を待つ 小待宵草 昼も咲き　ああ夢二 小待宵草 赤く枯る　2019.5.25

6月の花

ガマズミ・莢蒾 ガマズミの 花色は怪しき 死に装束　ドクダミ・蕺草・蕺Dokudami/Dokudame・毒溜・十薬Jyuu-yaku・重薬・魚腥草Gyosei-sou・地獄蕎麦Digoku-soba・馬芹Uma-seri/Uma-zeri 毒溜の 初食い天ぷら 勧めらる 　ジャガイモ・馬鈴薯Bareisyo・馬の鈴Uma-no-suzu・五升枡Gosyou-masu 花咲し 馬鈴薯引けば 子連れなり　アゼムシロ・畦隠 休耕田増え放題やミゾカクシ　キキョウ・桔梗Kikkyou/Kikkou/Kekkou・一重草Hitoe-gusa・白薬Byaku-yaku・梗草Kou-sou・苦梗Kukou  押し切りで 刻まれキキョウも 田の肥やし　ミニトマト・小唐柿Koi-Karagaki/KoTousi・小蕃茄Syou-Banka/Ko-Aka-nasubi・小小金瓜Ko-Koganeuri・小赤茄子Ko-Akanasu・小珊瑚樹茄子Ko-Sangojyu-Nasu  病床の 庭縁に咲く プチトマト   2019.6.1

ニワゼキショウ・庭石菖 陽だまりを 占領したり 庭石菖　ヒメキスゲ・姫黄菅 近眼も 遠視も見てい 姫黄萓　クレマチス・鉄線Tessren・風車Kazaguruma そぼ濡れて 暮れ待つ垣の クレマチス　 2019.6.1

ブタクサ・豚草 豚草の 原にカメラの 異邦人　マンネングサ・万年草 　蔓延草 植えて後悔 十余年　イヌタデ・犬蓼 赤まんま 今時の児は 振り向かず　キュウリ・胡瓜・黄瓜 河童住む 淵の畑に キュウリ咲く　ズッキーニ・西葫芦Dukîni/Sîhûrû ズッキーニ レシピを聞いてる 長電話　ジャガイモ・馬鈴薯Jyaga-imo/Barei-syo・ポテト・馬の鈴Uma-no-suzu・ジャガタラ芋・五升枡 ・五升芋・八升芋・ニドイモ・三度芋・キンカイモ・梨芋・饅頭芋Manjyuu-imo　男爵芋 乙女の様な花をつけ 　馬鈴薯が 小鈴のような 実を付けし　2019.6.１

ハナショウブ・花菖蒲・玉蝉花Gyokuzen-ka・玉泉花Gyokusen-ka 全輪が  天を目指せし ハナショウブ   雨降りて 待ちぼうけするなり 花菖蒲　レインリリー・サフランモドキ・ゼフィランサス・珠簾Tama-Sudare/Syuren・四季水仙Siki-Zuisen  レインリリー  清楚さに清楚さに 毒えを秘め　雨の止み シキスイセンが 寝覚めたり  天道虫 人の歩みに 臆さない     2019.6.5

カブ・蕪 蕪に花 止む無しこいつを 粥にせん 　パセリ・和蘭芹Paseri/Oranda-Zeri アゲハチヨウ 我が家のパセリは 苦いから　インゲン・隠元・眉児Ingen 入道雲 インゲンの花 語り掛け　2019.6.10

 ハタザオギキョウ・旗竿桔梗・カンパニュララ-プンクロイデス 花貰い花 の名前を 聞き忘れ　雄犬が 旗竿桔梗に 足をあげ    シモツケ・下野・繍線菊Syukusen-giku・京鹿の子Kyou-Kanoko 繍線菊 何を思いて 身を飾る    囲まれて 姫でありたい 京鹿の子  アジサイ・紫陽花・四片Yohira・四葩Yohira・七変化Sitihenge・八仙花Hassen-ka・手鞠花Temari-ka・オタクサ（お滝草）・マタブリグサ・シモクサ 紫陽花は 犬連れ濡れるを 薄笑い　アジサイの 露を 避けたい 子犬かな　ハナショウブ・花菖蒲 また君と 恋に落ちたし 花菖蒲　オカトラノオ・岡虎の尾 愛らしや 誰が名付けた 虎の尾と　ホタルブクロ・蛍袋 雨雲に ホタルブクロは より白く　チシマタンポポ・千島蒲公英 風に乗り チシマタンポポ また生える　園児らは千島蒲公英 踏みて行く　2019.6.25

7月の花

キスゲ・黄菅・夕菅 野良猫が 黄菅背中に 丸くなる　黄昏や 老いの目にも キスゲの黄　アフリカハマユウ・阿弗利加浜木綿・浜百合Hamayuri・浜万年青Hama-Omoto 浜百合を 避けて綱張る 測量士　ハマユウや 海女の休みし 浜温し　ムラサキカタバミ・紫片喰・桔梗片喰Kikyou-Katabami 日の暮れて 紫片喰 眠りたし　夕立に ムラサキカタバミ 動じない     2019.7.1

ネジバナ・捩花・螺旋花Neji-bana/Rasen-ka・捩り花Negiri-bana・捩摺Mojizuri・文字摺Mojizuri ネジバナの 螺旋に沿って 天道虫  ムラサキクンシラン・紫君子蘭・アガパンサス・アフリカンリリー 恋娘 アガパンサスを 摘んでおり　独杓の 肴は 紫君子蘭　コクチナシ・小梔子・小巵子・小山梔子 雨とても コクチナシの香 封じ得ず　コクチナシ 光を受けて なお白し   2019.7.1

アストロメリア・百合水仙Yuri-zuisen 帰省す 異郷のように 百合水仙　コオニユリ・小鬼百合 逢魔時 少女が見つめる 小鬼百合　ホウズキ・鬼灯・鬼燈Houzuki・酸漿Nukazuki/Kagati/Houzuki/Kagamigo ご褒美は 鬼灯孫に 肩揉ます　ビロモウモウズイカ・天鵞絨毛蕊花・アイヌ煙草Ainu-Tabako・庭煙草Niwa-Tabako・Shepherd's Club(羊飼いの棍棒)・Beggar's Blanket(乞食の毛布)・Mose's Blanket(モーゼの毛)・Our Lady's Blanket(我等が婦”聖母マリア”の毛布) ・異称数多　塗料-杖-薬-松明-庭煙草　名も多く 多目的なり 庭煙草　オオバギボウシ・大葉擬宝珠 草刈りの 労を報いし 擬宝珠花　ギボウシに 列成す つがいの アブムシ　2019.7.15

ヤブカンゾウ・籔菅草・忘れ草 八重のユリ と誤認されし 藪菅草   コバノギボウシ・小葉の擬宝珠 建付けの 悪き木戸脇 木葉擬宝珠　ノコギリソウ・鋸草・鋸花Nokogiri-bana・羽衣草Hagoromo-sou・蜈蚣草Gokou-sou・蚰蜒草Yuuen-sou 恐ろしき 名や蜈蚣（むかで）草 蚰蜒（げじげじ）草　ノコギリソウ 君の微笑み 誘いたり　鋸草 尻尾を切って トカゲ逃げ　シシウド・猪独活・獅子独活Sisi-Udo シシウドの 白き群生 寺の跡　ブッドレア・藤空木Huji-Utugi・バタフライブッシュ 数多なる 小蜂の飛び交う 藤空木　ホタルブクロ・蛍袋・釣鐘草Turigane-sou・提灯花Tyoutin-sou・風鈴草Huurin-sou チョウチンソウ 覗けば舌は 虫であり    2019.7.15

ナツハゼ・夏櫨・山茄子Yama-nasubi・夏黄櫨Natuhaze/Natuhaji・秋頃Akii-goromo  目に良いと隣人ナツハゼ欲すなり　ハンゲショウ・半夏生・半化粧・片白草Kata-Sirokusa・三葉白草Mitubi-sirokusa 半夏生祖父の床の間の北に咲き　ホタルブクロ・蛍袋 蛍ブクロ目敏き子等の足速し　リョウブ・令法・良母Ryoubo・畑積りHata-tumori・畑つ守・ギョウブナ・リョウボク・サルバキ リョウブの木 植えてはみたが 未だ食わぬ　矮性アメリカナデシコ・亜米利加撫子・美女撫子Bijyo-Nadesiko・髭撫子Hige-Nadesiko・スイート ウィリアム 撫子や 令和の女の 強き事　キキョウ・桔梗・アサガ・蟻の火吹きAri-no-Hihuki・岡止々岐Oka-totoki・キチコウ 光秀の 涙か桔梗に 白き筋　白桔梗  生けて初し 初会議　2019.7.15

8月の花

じゃのひげ・蛇の髭・龍の髭Ryuu-no-hige・玉龍Tamaryuu・薬玉Gusu-dama/Kusu-dama・麦門冬Bakumon-dou・尉が髭Jyou-ga-hige・尉の髭Jyou-no-hige 門前で 教法を聞く 龍の髭　孫二人 ぐす玉鉄炮 教えたり　モジズリ・捩摺・捩花Neji-bana/Nejir-bansa/nejire-bana・ねじり草Nejiri-sou・左巻き・文字摺 モジズリや 園児の列の 遠のけり　キツネノカミソリ・狐の剃刀・不義草Hugi-sou・狐の松明Kitune-no-Taimatu・狐花Kitune-bana 草刈られ キツネノカミソリ 日に向けり　　背の丈を キツネノカミソリ 競い合う　ビヨウヤナギ・未央柳・美容柳・金糸桃Kinsi-tou・美女柳Bijyo-Yanagi 美女柳 雄蕊の風に 揺れ易き　美女柳 花の命は 短くて　ナツズイセン・夏水仙・裸百合Hadaka-Yuri・ツツラ・ピーピー草・リコリス-スクアミゲラ・傾城花Keisei-bana 裸百合 ギリシャ美人の 立姿 　風に身を 任せ香れる ナツズイセン     ニシキギ・錦木・五色木Gosiki-gi・小葉檀Koba-mayumi・剃刀の木Kamisori-no-ki  剃刀で 肌を守りし 小葉まゆみ    ナンテン・南天・南天竹Nanten-tiku・南天竺Nantenjiku 虫取りの 南天の花 散らしたり　南天が 咲いて虫共 おおわらわ　マツバギク・松葉菊・仙人掌菊Saboten-giku 草草を 押しのけはびこる マツバギク　一輪も 遅れるものなし マツバギク　2019.8.1

ミソハギ・禊萩・水掛草Mizukake-gusa・鼠尾花Nezumi-no-o-bana・千屈菜Misohagi/Qianqu-cai  ・聖霊花Syouryou-bana・溝萩Mizo-Hagi・水萩Mizu-hagi・草萩Sou-hagi 精霊花 桶に詰められ 花売り場　父姉の 為に植えたる 千屈菜　カノコユリ・鹿の子百合・土用百合Doyou-Yuri・七夕百合Tanabata-Yuri カノコユリ ズボンを花粉で 染めにけ　カノコユリ 咲かせ人待つ 日曜日　ヒオウギ・檜扇・烏扇Karasu-ougi/U-ougi・射干Hioug 射干や浴衣姿の村娘　ルコウソウ・縷紅草・縷紅朝顔Rukou-Asagao・留紅草・柬蒲塞牽牛花Kabotya-Asagao・南瓜朝顔Kabotya-Asagao たそがれに 電飾のよう ルコウソウ    ミョウガ・茗荷・鈍根草Donkon-sou 服薬を 忘れミョウガの 所為にする   ヒシ・菱 菱の葉 を 分けて蛙が 顔を出す　2019.8.13

テッポウユリ・鉄炮百合・為朝百合Tametomo-Yuri・博多百合Hakata-Yuri・薩摩百合Satuma-Yuri 幼稚園 予定地鉄炮 百合増えて　喧騒に テッポウユリは スクと立つ　ニラ・韮・二文字Hutamoji 韮が種 弾かぬ前に 花を刈る　薬味にと 摘み取っている 韮の花　スイフヨウ・酔芙蓉・七変化Hiti-henge 酔芙蓉 酔いの深さは 多彩なり　アサガオ・朝顔・牽牛花Usihiku-bana/Kengyuu-ka/Kengo-ka・槿花Mukuge-no-hana 東雲草Sinonome-gusa・鏡草Kagami-gusa   朝飯は 朝顔眺めて タマゴ飯　ハマゴウ・浜栲・浜這いHamahai・ハマボウ・浜葛Hama-Tuzura・単葉万荊Tanyou-Mankei ハマゴウを 移植せんとす 根の深き　ハマゴウや カラスがトンビを 追いかける　シロバナヒガンバナ・白花彼岸花・白花曼珠沙華Sirobana-Manjyusyage 行かず後家 シロヒガンバナに 付きっ切り　　2019.8.13

９月の花

サンショ・山椒・椒Hadikami・薑Hajikami・蜀椒Sansyo/Hasikami//Syoku-syou  山山椒 香の絶える迄 足を止め 　いちじく・無花果・唐柿Tou-gaki 小さき子 唐柿熟れて 遊びに来　イチジクを 目当てに子等が 集まれり　インゲンマメ・隠元豆・眉児豆Ingen-mame・菜豆Sai-tou・三度豆Sando-mame・鶉豆Uzura-mame・唐豇Tou-sasage・ 隠元豇豆Ingen-kouzu/Ingen-Sasageうずら豆 摘む頃烏は 巣に帰る　夕餉にも 莢隠元を付け 合わせ　キバナコスモス・黄花秋桜・黄花秋桜Kibana-Kosumosu/Kibana-Akizakura・イエローコスモス 歩道迄 黄花コスモス 枝を張る　ヤブラン・籔蘭・リリオペ・サマームスカリ・禾葉土麦冬Kayoudo-Bakutou・鉄砲玉Teppou-dama・猫の目Neko-no-me・蛇ガ髭Jya-ga-hige ヤブランを 残し荒れたる 延命寺　ヤブランや 炭酸飲料 勧めらる　2019.9.15

ヒガンバナ・彼岸花・曼珠沙華Manjyusyage・葬式花Sousiki-bana・墓花・死人花Sibito-bana・地獄花Digoku-bana・幽霊花Yuurei-bana・火事花Kaji-bana・蛇花・剃刀花Kamisori-bana・狐花Kitune-bana・捨て子花・灯籠花Tourou-bana・天蓋花Tengai-bana等の1000の異名 美しや 恋には無縁 ヒガンバナ　次ぎ獅子の 競り揚げ盛りし 曼珠沙華　シュウメイギク・秋明菊・秋牡丹Aki-Botan・しめ菊・紫衣菊Sie-giku・加賀菊Kaga-giku・越前菊Etizen-giku・貴船菊Kibune-giku・唐菊Kara-giku・高麗菊Kourai-giku・秋芍薬Aki-Syakuyaku/Syuu-Syakuyaku等 貴船菊 恋の怨みを風の乗せ　風吹けば 燥ぎ始める 秋牡丹　コスモス・秋桜Kosumosu/Aki-Zakura・大春車菊Oo-Harusya-giku・大波斯菊Oo-Harusya-giku　コスモスや 車椅子の 駈け較べ　コスモスに 出稼ぎ娘ら 待ち合わせ  ハブランサス・レインリリー・蕃紅花擬きSahuran-Modoki・カリナタ  雨上がり レインリリーは なぜかしょげ　レインリリー 幼女英語で 話しかけ　ハナトラノオ・花虎の尾・角虎ノ尾Kaku-Tora-no-o・ フィソステギア 花虎の尾 一人遊びの 迷い猫　 2019.9.15

10月の花

シジミチョウ・蜆蝶 ツアーする 単車に煽られ 蜆蝶　キタテハ・黄立羽 恋敵 追い掛け合って 秋の蝶　恋の舞 黄色立羽が 割込みし　アカタテハ・赤立羽 アカタテハ 来てタテハが 席譲る　セセリチヨウ・ 挵蝶 冬間近か せせる秋蝶 冬支度　トノサマバッタ・殿様飛蝗 飛蝗釣り知 る子もいない 令和寂なり　2020.10.15

ヒガンバナ・リコリスチェリーピンク いつの間に ピンクのリコリス 祝い酒　シロバナマンジュシャゲ 黄昏て シロヒガンバナ 艶めけり　キンモクセイ・金木犀・丹桂Tan-kei キンモクセイ 急ぐ時間を ２分盗り　ニシキギ・錦木・五色木Gosiki-gi・剃刀木Kamisuri-gi 錦木に キウイの捻じて 絡みつく  五色木の 剃刀畏れぬ カタツムリ  2020.10.13

ツワブキ・石蕗・艶蕗Tuwa-buki/Tuya-buki・槖吾Takugo/Tuwabuki・山蕗Yama-Buki・艶葉蕗Tuyaha-buki/Tuwabuki・厚葉蕗Atuba-buki/Tuwabuki 陽だまりの トカゲ逃げ込む 厚葉蕗   日当たりし ツワブキの花 忙中閑    小菊 ためろうて 真紅の小菊 食うてみる　ヒイロタケ・緋色茸 朽ち掛けし 桜の枝に ヒイロタケ　ベニバナシュウメイギク 貴船ギク 異邦人の 立ち話　ギク・菊・隠逸花Initutu-ka・陰君子In-kunsi・星見草Hosim-igusa・霜見草Simomi-gusa・千代見草Tiyomi-gusa・翁草Okina-giku・乙女草Otome-giku・形見草Katami-gusa・河原蓬Kawara-yomogi・草の主Kusa-no-nusi・黄金草Kogane-gusa・大般若Daihannya・契草Tigiri-gusa・重陽花Tyouyou-ka・日精草Nissei-sou・初見草Hatumi-gusa・優草Masari-gusa・勝草・鞠花Mari-bana・百世草Momoyo-gusa・百夜草・齢草Yowai-gusa 百歳が 手入れしており 齢草　 2020.10.13

ラッキョウ・辣韮・薤Nira/Oo-Nira/Rakkyou・辣韭・辣薤・辣薑Rakkyou・大韮 Oo- Nira・郷韮Sato-nira 十代の 娘の如に ラッヨウ咲く　フユノハナワラビ・冬の花蕨・冬蕨Huyu-Warabi・花蕨Hana-warabi・寒蕨Kan-warabi・日陰蕨Hikage-Warabi・陰蕨Kage-Warabi 吉備高原 寒さを嫌う 冬蕨　花蕨 慈母観音と 並び咲く　センブリ・千振・当薬Tou-yaku・医者倒しIsya-daosi・日本獐牙菜Nihon-Tyoga-sai 医者倒し腹の調子を聞いてくる　2021.10.25

早春から 丈を低くし 人知れず 種を撒き散ら す絶やし難き3悪党　オランダミミナグサ・阿蘭陀耳菜草・靑耳菜草 Tanetuke-bana 淡々と 生え来るオランダ 耳名草　タネツケバナ・種漬花・田芥Ta-garasi・川高菜Kawa-Takana・鈴菜Suzu-na 直ぐに生え 種漬花の 種尽きず  スズメノカタビラ・雀の帷子・花火草Hanabi-sou・誇草Hkori-gusa・貧乏草Binbou-gusa 南極に スズメノカタビラ あると言う　子雀も 邪険に扱う 耳菜草　清流の 種漬花や 清水寺Seisui-ji　厄介や 雀の帷子 冬に咲く　2019.2.16