竹部 鳴滝森林公園 Narutaki Sinrin kouen


72号線岡山賀陽線 吉備新線)の「吉備高原大橋」から 岡山市方向に 550m程進と 左側に案内板があり 北向きの分岐があります。分岐に入ると 直ぐにT字路に なります、右(東)に進むと 右手に「鳴滝牧場」の牧場の門があり、道は 北向きに曲がります。400m程 進むと 加茂川に着き 鳴滝橋が 架かっています。橋を渡ると 右手に 駐車場があります。そのまま北東に150m程進と、右手に 青樹神社の杜が 見えます。更に 加茂川に沿って 500m程進と 投げ打ち川に沿う 484号線に出ます。橋の手前に 「鳴滝森林公園」の管理事務所(北緯34度49分21秒東経133度46分39秒)があります。電話は 0867-34-1877(管理棟)で 指定管理者は 〒709-2331岡山県加賀郡吉備中央町下加茂市場神田1073-1 岡山森林組合加茂川支所 電話:0867-34-1150 Fax:0867-34-1695です。管理棟の下に、和式様式トイレ コイン式シャワー  ベビーシートコインランドリーがあります。

鳴滝牧場と管理棟の ほぼ中間点(北緯34度49分11秒・東経133度46分39秒)に広造田Hirozouda(廣澤田・広沢田:竹部93-97番地)の「長石」と呼ばれる 長さ10m 幅5mの大岩があります。小字に長石:竹部119・152-156番地があります。細長く 少し傾いた側が埋没気味の加茂川側は 折れたよう に 別の岩が 沿っています。昔、竹部に大雨が 続きました、村人は 止水を願い、役行者を 祀り上げました。役行者は 雲を操り 雨を止ませ、 溢れた雨により 下流に水害が 及ばないように 溢れた水を飲み干そうとしまし、しかし 多量な飲水による 切迫利尿には 耐え切れず、長小便をしたのです。そのはしたない姿を 村人の一人に 見つかってしまい 、慌てて  飛び散る尿流を 岩に変え、知らん振りを 決め込みました。見つかった時の驚きと恥ずかしさのあまり、放尿を 瞬間ちびったために尿切れが 起こしたのです。それで、 長岩に沿った岩が できたどうです。

管理棟の西側には「吉備青少年自然の家の鳴滝コース」「フォトオリエンテーリングコース」の最西のコースになっており、鳴滝コースは 鳴滝橋 磊々橋を 渡り「吉備靑少年自然の家」に 戻って行きます。鳴滝森林公園の管理棟の西隣地は キャンプ場に なっています。入り口の左手に 巨岩が露出しています。3月から1月に開かれていて、チェックインは 午後3時 チェクアウトは 午後2時です。利用料は オートキャンプ場  バンガロー(3棟)・8380円/一日宿泊 2100円/デイタイム(10時~14時) テントサイト(7基)4190円/1日宿泊)1050円/デイタイム(10時~14時)円です。シャワー200円/回 洗濯200円/回です。レンタル用品も充実していいます。 流し台 炊事場が備わっています。バンガローは 高床になっており、一階部分は 駐車場です。駐車場の横で、洗い場(水道)とバーベキュー施設があります。バンガローの中は、ロフト式になっています。「https://www.town.kibichuo.lg.jp/site/kanko/45.html」「https://www.jalan.net/kankou/spt_33305ca3430157333」 

キャンプ場の西は 遊歩道「響きの道」となっています。「鳴滝森林公園でみられる野鳥の観察小屋」があります。野鳥観察小屋には 加茂川に向く観察口が 設けられています。アオサギ ゴイサギ カワセミ ヤマセミ ブッポウソウ オオルリ カワガラス コゲラが 観察できそうです。小屋の西側に「旭川源流の碑 加茂川町」が 立っています。「響きの道」を 清流の中の巨岩を 観察しながら 細い山道を 西に登ると 鳴滝が見えて来て、急坂の上に 「観瀑台」があります。

管理棟の加茂川対岸から、「木洩れ日の道」が  西(川上)に向いて 加茂川に沿い登っています。4月には 桜が咲き、6月上旬には 蛍 が飛びます。右手 は山で 9月頃には種々の茸が生えてきます。左手は 加茂川で 巨大な岩が ゴロゴロと 並んでいます。吉備青少年自然の家の「鳴滝ハイキングコース」と「山下り冒険ハイキングコース」の一部で、又オリエンテーリング桃太郎冒険コース」のポストが 木洩れ日の道の入口右手にあります。

木洩れ日の道を 少し登ると、右手に「どんぐり広場」があります。「 コナラやクヌギの中の遊具で遊んだり お弁当を食べたりと ピクニック気分を味わえます」と 吉備中央町の観光情報「https://www.town.kibichuo.lg.jp/site/kanko/45.html」に 書かれていますが、備えられている 丸テーブル 椅子も、朽ちかけていて 利用をためらわせます。

更に 西に登ると 対岸に「観瀑台」見えます。観瀑台付近は 急峻なので 注意が必要です。その西に  鳴滝が あります。鳴滝を 近くで観光できるように 脇道が あります。鳴滝は 幅15m 高さ10mですので  滝の規模規模と落差では名だたる滝に 劣りますが、水量が多く 荘厳さを 感じさせます。滝周辺の岩群は 特別に大きく、滝の荘厳さに 花を添えます。

鳴滝の対岸の山裾は 「巨石の広場」です。広場の入り口の右手に1881年に 行者長尾光正が 建立した 神変大菩薩の摩崖仏が祀られています。神変大菩薩(役小角 役行者)は修験道の開祖であり、孔雀明王法を使う呪術者で、あらゆる毒を無毒化し、飛翔能力を持ち、雲を自由に扱えるとされます。旱魃時には 降雨の神として祈願の対象とされます。かつて 鳴滝は 竹部等加茂川下流の農家の人々の雨乞いの祀り場でした。巨石の広場から 鳴滝が 見張らせます。

巨石の広場の西には、磊々橋が 加茂川に架かっています。吉備青少年自然の家のハイキングコースは 橋を渡り対岸の響きの道に向い「観瀑台 滝見台」を通過し 木道に沿って 管理小屋に向かいます。橋の上から見る渓谷は、心を洗ってくれます。上流の堤から流れ落ちる滝と 渓谷の巨岩の群れは 見落とされがちです。秋の周囲の樹勢から想像し 秋の紅葉が 待ち遠しく感じます。

ここか「木洩れ日の道」は「落ち葉の道」に 変わり 道幅も細くなり 更に西に向け 登ります。木洩れ日の道の終点に 休憩用のベンチがあります。キノコや 植物 渓谷を見ながら登ると 落ち葉の道の終点に付きます。左手に 鳴滝発電所の遺構が あります。加茂川を渡る 道は在りません。この上に鳴滝ダムがあります。ダムで放流する前に、管理棟近く等 下流に設置されている拡声器から 大音量のサイレンが流されます。サイレンが 鳴ったら 川から 岸に戻りましょう。  令和3年(2021年)9月8日