案山子の鬼退治 Ogre extermination by scarecrow

昔 豊野のゆり輪田に 鬼が現れ 稔った稲の穂をしごき取って食べ 籾殻Sukumoを 付近に 撒き散らかしました。撒き散らかされた籾殻が 積もり スクモ山と呼ぶ程に 稲穂が 食べられるので 村人は困り果てましが 鬼は恐ろしくて 逆らえませんでした。偉人伝説 中宮の力持ち スクモ山」 豊野のユリ輪田で は 毎年案山子祭りが行われます。「吉備中央町の祭 案山子まつり

 

案山子の鬼退治物語 Tale of OGRE EXTERMINATION BY SCARECROW

村の老人の正利は 案山子作りの名人でしたので 鬼退治すると張り切って 丹精込め 案山子を作りました。村人は「案山子で鬼が追い払えるものか。烏Karasuだって 案山子を 馬鹿にするのに。鬼は 人迄馬鹿にする程に 知能が高いので 案山子を 恐れる筈がない。」と 陰口を叩きました。正利は 大平山案山で ある権現山に 案山子を 運んで立て 一心に「案山子権現様。案山子に依り憑いtuiて下され。」と 毎日 祈願しました。すると久延毘古命Kuebiko-no-mikotoが 夢に現れ「案山子 に 箒houkiを 持たせなさい。」と 告げたのです。 正利は 夢を信じ 案 山子に竹箒を持たせ ゆり 輪田に 祀りました。 鬼が現れ「馬鹿な人間もおる者じゃ。箒 を持った案山子で わしらを脅そうとしてい る。」と 嘲っazaketteて 稲穂をしごこうと しました。

すると案山子は  口から強い光を発し 鬼達は 目を眩まされ 一瞬視野を 失い 動けませんでした。その隙に 案山子は 箒で 鬼の脇下や 足の裏をくすぐり ました。鬼は こそばゆさに耐え切れず 池の 原の山奥に 逃げてゆきました。案山子は 久延毘古命の依代となって 久延毘古命の術を 備えていたのです。久延毘古命は 全知の神でしたので 鬼のホウズキのような大きな眼は 閃光を浴びると 眩む事、あしの裏をくすぐられる事に 耐えられない 事等 鬼の弱点を 知り尽くしていたのです。「正利氏との雑談」    正利氏:豊野の案山子祭りの常連作者で この案山子の作者です。口の中に 鏡が 仕込んであります。学童の見守り活動に熱心で 毎日豊野小学校の児童の通学を 見守っています。毎年 百本程の竹箒を造り 豊野小学校を中心に 吉備中央町の小学校に 寄付しています 大平山:豊野 北緯34度53分56秒東経133度42分25秒 権現山:豊野 北緯34度53分19秒東経133度42分23秒 すくも山:ゆり輪田の矢野川向うの小山 北緯34度52分42秒東経133度42分22秒     ゆり輪田:北緯34度52分44秒東経133度42分22秒 池の原の山奥八畳岩:豊野6536・6537・6540番地 北緯34度53分16秒東経133度43分45秒付近の大岩        平成23年(2011年)9月10日