湯山 川合神社夏祭 Summer festival of Kawai-jinjya shrine


日時 毎年8月第4日曜日

会場 川合神社 田土川合Kawai3113番地及び湯山yuyama川合山kawaiyama2番地北緯34度51分29秒東経133度44分19秒 問合せ 吉備中央町協働推進課 電話 0866-54-1301 教育委員会事務局生涯学習班 電話:0866-56-9191 交通 伯備線備中高梁駅からバス40分神原下車すぐ 車で岡山自動車道賀陽ICから15分

「この祭りは 川合山の石の宝殿が この地に降りた 正徳5年12月から始まった。この年は 流行病が はやり流行の終焉を願って  各集落毎に小さな素朴な紙人形を作り 祭を行なった。回を重ねるうちに 紙人形は競うようにして大きく見栄えの良いものになっていった。花火も各集落毎に 手作りして 美しさを競っていた。打ち上げ花火や すだれ花火が主流であった。たな焼きと 呼んでいた。明治44年1911年(1911年)に 玩具花火製造が 都道府県知事の許可制となったので、各集落の祭りを 川合神社に集め 夏祭りとした。盆踊りも 正徳の時代から続いている行事だ。」と川合神社宮司が 説明してくれました。


流行り病の終息を願った 小さな紙人形から始まった 山車人形だったそうですので、川合神社の山車祭りは、始めた頃は 人形に 病を摂り憑かせ 供養した 流し雛のような行事だったのでしょう。「だし」は「山車」と書きますが 「置山」ですので 曳く事はなく 「だし」は境内に設えた「小屋」の舞臺に 飾られます。

吉備中央町の教育委員会は「古くから神域を慰め疾病の退散と五穀豊穣を祈願するため、神社の氏子や地域の団体が、歌舞伎等から題材を選んでワラで人形を作り、紙の衣装をこしらえて奉納します。後に歌舞伎の影響を受け「民俗資料」として今日に及んでおり、県指定重要無形民俗文化財に指定されています。また祭りでは盛大に花火が打ち上げられます。神社本殿は江戸中期に建立され町指定文化財に指定されています。お問い合わせ先 教育委員会事務局 〒716-1241 岡山県加賀郡吉備中央町吉川4860-6 生涯学習班 Tel:0866-56-9191 Fax:0866-56-9393 メールでのお問い合わせはお問い合わせ - 吉備中央町ホームページ (kibichuo.lg.jp)」と発信しています。夕刻5時頃に 花火が打ち上げられ 祭への参加を促します。7時頃から 氏子衆が拝殿に 白服で集まり 太夫に司られ 神域を慰め 疾病の退散と五穀豊穣を 祈願します。ほぼ40分程の神事が終わると、打ち上げ花火が打ち上げられ、懸賞-盆踊りの開始を報せます。 



「松山踊り」を中心にした盆踊りは 午後9時頃に終了します。2時間以上踊りに参加した者に 懸賞は与えられます。事故申告制なので、苦笑いしながら懸賞を受け取る人もいます。花火が始まる前から だしの撤去を 始める組もおります。だしは 勿体ない気持ちがありますが 再利用されないそうです。引き取って行く人もいました。

花火の打ち上げは 断続的に始まり 本格的には 9時45分頃から始まり、20分程 続きます。速射連発花火(スターマイン)で終了します。打ち上げ場所は 近くの 元吉備北陵高校(現在の吉備中央町立加賀中学校)近くらしい。なお 氏子地域は田土 湯山の人達です。



平成28年(2016年)8月28日