和田 女性に優しい神社 Kindly shrine for women


吉備中央町和田青木山129番地 和田青木山に建つ 素盞嗚神社Susa-no-o-no-jinjyaには 素盞嗚尊Susa-no-o-no-mikoto 稲田毘売命Inada-hime-no-mikoto が 祀)れています。素戔嗚尊は 子供の頃は 死んだ母伊邪那美尊Izana-mi-no-mikotoに 会いたくて 泣いているばかりの 泣き虫でしたが 青年の頃には 心の荒ぶ 乱暴者となりました。泣き虫の素戔嗚尊は 死んで根の国に 住む母に会いたくて 高天原に住む 姉の天照大神に 出立の挨拶に 行きました。姉 は弟を侵略者と 疑いますが、弟は 占いで 姉を 説得し 高天原で 過ごす事になりました。高天原の仕来たりを 次々に 破ると 姉は天の岩戸に 隠れ 弟に 反省を 促しますが、悪行は 激化するばかりでした。ついに 姉の堪忍袋の緒が 切れ 罰として 素戔嗚命の 活力の源である 髪の毛と髭と手足の爪を 切り取り 高天原から 追い出しました。活力を失った素戔嗚命は 葦原中国へと 腹を空かし ボトボトと 幽霊のようになって下って行くと 優しそうな 大気津比売神に 声を掛けられ 美味しい御馳走を 振る舞われました。その御馳走を 頂くと 髪も髭も伸び 爪も生えて 活力を 取り戻しました。そこで 不思議な神通力を持つ 調理法を 知りたくて 調理室を覗くと ご馳走の 材料は 大気津比売神の吐物や 尿や 糞でしたので「不潔なものを 食わした」と 怒って 斬り殺しました。すると 大気津比売神の目から 青い草が芽を出し 稲穂となり、耳からの芽は栗が、鼻からの芽はあずき、腹からの芽は麦に、足からの芽は大豆に、頭から生じた卵は蚕に 育ちました。大気津比売神は 自らの体や 排泄物を肥やしにして 食べ物を育てていた 事に気付いた 素戔嗚尊は 自分の罪の重さを 反省し、ハラハラと 涙をこぼしました。素戔嗚命の涙が 大気津比売神に 注がれると 大気津比売神が生き返り、再び調理し 新米を使った料理を ご馳走してくれました。心から感謝した 素戔嗚命は、新米から 優しい心と 知恵を授 かりました。斐伊川 に着いた 素戔嗚命は 娘を挟み泣く 老夫婦の神に 合いました。老夫婦の神は「私達は蛇神の和魂Nigimitamaですが 正義の戦いも 空しく、自らの荒魂Aramitama八俣大蛇に 負け続け 寳剱 天叢雲剣Ame-no-Murakumo-no-turugiも 奪われ 抵抗する力も なくなっているのです  稲を 護る田の女神を 産み育てると 直ぐに 八岐大蛇に 飲み込まれるのです  この娘 奇稲田姫が 8人目の娘です 今夜 八岐大蛇 が娘を 飲み込みに来る」と 言うのです。

恩ある大気津比売神の齎した 稲を護る 稲田の女神を 見殺しにできない 素戔嗚の命は 八岐大蛇を 退治をする事にしました。奇稲田姫を に変 へ 知力の源の髪に刺し、奇稲田姫の知恵に従い 八岐大蛇を退治し 天 叢雲剣を 取り戻しました。奇稲田姫を 伴侶とし、出雲の須賀に 館を築き「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」と 詠いました。歌の意味は「雲が 湧き立つと言う 出雲の国に 新居を 立てたら、新居の周りに 雲が 湧き出し 幾重にも 取り囲んだ  妻を 守るために 八重の垣を 造ったが、それにも 負けぬ八重の雲の垣が 妻を 守ってくれる その八重の雲を 称 え感謝する」で 新妻を 大切にしたいと 言う 素盞嗚命の気持ちが 込められています。この後 妻の勧めで 民の暮らしを思い 船を作りましたがないと不便なので 素盞嗚命は 髭を抜い て植えて杉に、胸毛を抜いて 植えて檜に、尻毛を抜いて 植えて槙に、眉毛を抜いて 植えて樟Kusuに して これ等を 増やし森にしました。「杉や樟は 浮宝(船)にし、檜は 宮殿の材料にし、槙は 人々の棺桶の材料にすれが良い」と 言い 残しました。二人は 仲良く幸せに暮らしましたとさ。「富永の素盞嗚神社の女性の氏子さんより口伝」https://ja.wikipedia.org/wiki/スサノオ」    素盞嗚神社の氏子衆より口伝:「和田の素盞嗚神社は 女性を 大切にする、女性のための 神社である」と 言い伝えておりますが、女神を大切にする素戔嗚命と 女性の願い事に優しい奇稲田姫を 祀るので 和田の素戔嗚神社は 女性に優しい神社として 敬われるのです 和田の素盞嗚神社:北緯34度53分12秒東経133度44分5秒 素戔嗚の命・素戔男尊・須佐乃袁尊等:荒ぶる神の祖神 農業紳 疫病神 武神 和歌神 海原の暴風の神の神 稲田毘売命・櫛稲田姫命・奇稲田姫命等:霊妙な 稲田の女神 夫婦円満の神 祇園社の后神 超絶美麗巫女守護神Tyouzetu-birei-Kannagi-me-syugo-no-kami(美しい巫女を不埒者から守護する神) 対巫女娘恋愛成神Taimiko-musume-Renai-jyoujyu-no-kami(可愛らしい巫女と信者の縁を取り持つ神)で、素戔嗚の命の妻 縁結び 良縁成就 夫婦和合 子授と安産等がご利益です  八岐大蛇:山神 水神ですが 多くの場合 悪神として語られます    足名椎・手名椎:奇稲田姫命の両親で、足の無い蛇Dutiの神・手の無い蛇の神、浅稲Asaine(晩成の稲)の神 等    天叢雲剣:草薙剣(蛇の匂いのする剣) 水の神 造船の神 雨の神         平成23年年(2011年)8月2日